ホメオパシーとは、「類似療法」という意味で、約200年前のドイツで構築された自然療法です。病気と同じような症状を起こす物質がその病気を治すという原理に基づき、その物質を希釈して与えることによって、自己の免疫系を刺激し、活性化して、治癒へと向かわせる療法です。
ホメオパシー療法では小さなお砂糖玉を使います。これをレメディといいます。
たとえばコーヒーはたくさんのカフェインを含むので、飲みすぎると神経が興奮して夜眠れなくなったりします。ところがこのコーヒーから作ったレメディは逆に、神経の興奮を鎮め、自然な眠りをもたらす作用があるのです。また例えば蜜蜂に刺されると、その部分が赤く腫れ上がり、ひりひりと痛痒くなってきます。そのような時、蜜蜂から作ったレメディを飲むと、その症状は治まってくるのです。蜜蜂の毒のような物質でも、レメディを作る際に非常に高倍率に、原物質を含まない状態にまで希釈します。その液体をお砂糖の玉にたらして作りますので、本来持っていた有害性は失われ、逆に動物の自然な治癒力を揺り動かす働きをするようになるのです。また、原物質を含まない砂糖玉としての状態ですので、薬ではなく健康食品としての扱いとなり、通常の西洋薬の様な副作用は一切ありません。小さな粒ですので動物にもとても簡単に飲ませられます。
レメディは、漢方薬のように動物、植物、鉱物など自然の物を材料にして作られ、その数はおよそ3,000〜5,000種類あり、様々な体の問題、精神の問題に対応させる事が出来ます。
ホメオパシーは本来人間の療法であり、イギリス、フランス、ドイツなどでは保険治療の対象となり、アメリカ、南米、インドでも盛んです。動物の医療においても漢方薬、鍼灸療法とともに副作用の少ない自然療法として全世界で取り入れられています。
ホメオパシージャパンのサイト : http://homoeopathy.co.jp
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